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研究・教育支援ユニットについて

つくば機能植物イノベーション研究センター(T-PIRC農場)の現状と将来展望

  • T-PIRC農場は、実習を中心とした教育、教員や学生による研究以外に、社会に役立つ技術や情報などを発信する場であることを意識して日々の活動を行っています。 また、他大学などの利用が多いことも特徴です。
  • 研究・教育支援ユニットの組織は、 作物(水田作・畑作)、園芸(果樹・蔬菜・花卉)、畜産(飼養・飼料作)、農業機械(農機整備・金工・木工)からなる各生産グループが設けられています。

T-PIRC農場 担当者一覧

各グループ担当者一覧

作物グループ

●水田作と畑作の2部門で構成されています。両部門とも作物生産を通して実習に参画するとともに、 環境負荷が小さく安定した作物生産技術の開発に向けた研究に取り組んでいます。
●水田作部門では、コシヒカリの稚苗移植栽培を中心に実習を行っています。また、遺伝資源保存事業として水稲および陸稲を毎年栽培し、 品種特性の年次変動の評価を行っています。移植栽培では、環境負荷の小さい栽培技術体系の評価や個別技術の開発に取り組んでいます。 そのほかに、毎年同じ施肥設計で連用施肥試験を継続して行っています。
●畑作部門では、サツマイモ・ジャガイモ・ラッカセイ・ソバ・コムギを基幹とし、大型圃場4区画を計画的に輪作しています。 実習はサツマイモやラッカセイを中心とし、施肥展示圃および資源作物栽培を活用して行っています。研究としてはサツマイモとラッカセイの栽培について、 投入エネルギーと産出エネルギーの計測、マルチ資材の利用による環境負荷の小さい栽培技術体系の確立などを行っています。

園芸グループ

●花卉・蔬菜・果樹の3部門で構成されており、花卉部門は施設栽培を中心として、 蔬菜部門はほ場栽培と施設栽培の両方を、果樹部門はほ場栽培を中心としています。
●花卉部門では、ガラス温室などの施設を用いて、花卉遺伝資源の保存と施設園芸生産を行っています。花卉遺伝資源には、ラン類、 多肉植物・サボテン類、ニホンサクラソウなどを有し実物教育や研究材料として活用されています。研究としては、温度や光による開花調節、 各種矮化剤・微生物資材・有機物資材・ノンストレス肥料などの適用性の実験を行っています。
●蔬菜部門では、施設および露地ほ場を用いて実習の場を提供するとともに、養液栽培を中心とした野菜の栽培技術の開発を行っています。 施設にはNFT水耕装置を導入し、省労力生産技術と高糖度トマト生産技術の研究や、 トマト−メロン体系の作型で養液栽培および葉菜類の補光栽培技術の研究を行っています。露地圃場では、季節に合わせた野菜の生産を行っており、 実習用の材料を提供しています。
●果樹部門では、ほ場を用いた実習や研究の場を提供しています。本園の特徴の一つは、ブルーベリーを栽培していることです。 ブルーベリーは新しい果樹で、健康に良い果物として注目されています。栽培するブルーベリーには、 「ハイブッシュブルーベリー」と「ラビットアイブルーベリー」の2種があり、品種を組み合わせて栽培していますので6月上旬から9月上旬まで継続的に収穫できます。
 本園で栽培面積の多いナシは、「幸水」や「豊水」など14品種の日本ナシと3品種の西洋ナシを栽培しています。そのほかにブドウ、リンゴ、 モモ、ウメ、カキ、クルミ、キウイなども栽培しています。

畜産グループ

●飼養と飼料作部門で構成されています。家畜生産に関する教育と研究を行うことを目的に、 乳牛(ホルスタイン種)、沼沢水牛(しょうたくすいぎゅう)、ヒツジ(サフォーク種)、卵用鶏の飼育を行っています。このなかで、 沼沢水牛は東南アジア各国で広く飼育されている農耕用の家畜ですが、日本では大変珍しい動物で、日本の大学で飼育されているのは本学と東京農業大学富士畜産農場だけです。これまでに繁殖生理学や栄養生理学、環境生理学などの研究に利用されてきました。
●飼養部門では、乳牛と水牛は、ルーズハウジング方式で飼養し、乳牛の搾乳はミルキング・パーラーで朝・夕方2回行います。
 主な設備としては、バンカーサイロ、給仕のためのベルトコンベアーが設置されています。また、 現在使用していませんが、エアータイト・スチール・サイロがあります。
 主な研究としては、水牛の環境生理・繁殖・飼養、ニワトリの繁殖生理などを行っています。
●飼料作部門では、粗飼料は約 7.5haの圃場の約 5haに飼料用トウモロコシ栽培し、サイレージとして周年給与しています。 残りの約 2haにはすき込み用の牧草を栽培し、地力維持に努めています。主な研究課題としては、 本センターに適した飼料用トウモロコシの栽培体系を確立することを目的とした品種の比較実験を行っています。